江別市の未来に役立つ提案を | 江別市議会議員・堀直人

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閉塞感を拭い去るには?

わたしには、小さいころから思っていたことがあります。それはどうすれば、「1人が100をやるのではなく、100人が1をする世の中にできるのか」ということです。誰かヒーローが現れて劇的に困難を解決していくのではなく、みんなで少しずつ乗り越えていく。誰かお金持ちが大多数の富を持つのではなく、みんなで少しずつ豊かである。きっとそういう社会のほうが幸福だろうなと、小さいころから思っていました。

一方、「閉塞感の時代」と現代を表現するさまを見聞きしたことがあるかたも多いかと思います。なぜか。こんなにもモノにあふれた日本で、なぜ日本人は閉塞しなければならないのか。おそらく幸せかどうかというのは、客観的な数値の大小ではなく、その人自身がどう捉えるかなのではないでしょうか。ではどうすればポジティブな認知を可能にし、閉塞感を払拭できるのか。

わたしは、この問いをずっと考えながら行動してきました。そしてようやく最近、その答えが見えてきました。それは、小さくても成功体験を積み重ねられれば閉塞しないということです。ささやかでも環境に作用し、自分で変えれるという実感が必要なのです。現代は立ち止まって冷静に考えればまだ恵まれているのに、下降していくイメージ、失敗するイメージに覆われていて、もうダメだ…となりやすい心理作用が働いているように思います。こういうときは一発逆転ホームランを狙わず、コツコツと出塁を重ねていくのが得策です。試合の流れを変えていきましょう。


だからわたしは自分の育ったまち江別を、「小さくても成功体験のあるまち」にしたい。働きながら自己実現ができたり、このまちに暮らす人が幸福でいられる江別にしたいのです。そしてそのためには、「1人が100をやるのではなく、100人が1をする江別」であることが、あるべき地域像なのだと確信しています。

みんなちょっとずつ動かしていき、やればできるという感覚を取り戻していく。その小さな一歩の積み重ねで、時代の転換期に対応するという「大仕事」を全員で達成する。そのイメージの像が、希望と呼ばれるものなんだと思います。人口が減っていき、ネガティブな気持ちになりやすいですが、むしろそれをチャンスと捉えて、みんなで笑っていられる成熟したまちをつくっていきたいと思っています!